先行放送で「精霊の守り人」第一話観賞。 原作未読。 アジア風味異世界ファンタジー。「十二国記」「彩雲国物語」で味をしめたか国営放送。 プロダクションIGの国営放送デビュー。(国営放送は一度数字でコケたら使わない) 神山健治監督作品。 王族にすらそのひとあり、と知られる女用心棒バルサは、精霊の卵を宿した為に帝に命を狙われているヨゴの国の第二王子チャグムを王子の母から託され、逃避行が始まる。 バルサには八人の命をむざとあやめたという罪の意識があり、罪を償う為に八人の命を救うという悲願を立てている。王子はちょうど八人目であった・・・・ と、まずまずの滑り出し。 原作未読の視聴者にも世界観がわかるように、この監督にしてはくどいと思えるほどの台詞回しで物語世界の中の価値観が丁寧に語られている。 「攻殻機動隊」アニメ化時と違い、本作品では世界観を把握しているオタクな読者は最初から「いない」と想定していると思われる。 耳慣れない名詞や人物名が飛び交う異世界ファンタジーものだ、ということを踏まえてか、ものすごく慎重なシナリオだった。 第一話だけあって、丁寧な作りこみで、絵的にはぱっと目立つ派手さ、目新しさは無いが、好感度が高い。 OPの馬を駆るバルサ、バルサの背にしがみつくチャグム。 OP絵なので台詞は無いが バルサ「怖いか?」 チャグム「こわくない!」 おっとりな「王子様」チャグムがみせる「男」的な一面 バルサ、チャグムを見て微笑む「母」的。な一面 みたいなやりとりが見えて、これからの展開と共に、この二人の精神的変化や交流がストーリーと共に語られるのだろう。 自らのことを「もう三十」と突き放したように語るバルサの満願成就はかなうのか、王子の体内の精霊の卵は如何なるものなのか、監督曰く「視聴者が考えるつくことは考えている」というので、神山監督の御手並み拝見。 バルサという名前に木材を連想してしまうんですが、これは慣れが解決するんでしょうか。 |