読書 「図書館危機」 有川浩 メディアワークス社 読了 図書館で貸し出しを待っていた。図書館シリーズ第三弾。 メディア良化委員会という名の弾圧組織が幅を利かせる架空のニッポン。 言論の自由、メディアの自由を守る為図書館及びその隊士たちが、武装してこれに対抗する。 シリ−ズ三段目のため?かやや中だるみを感じないでもない。 脇キャラ小牧×毬絵のエピソードも大筋に絡むことなく不発?最終巻でラヴになるのかな? 主人公郁がその背中を目指して追いかけてきた目標であり、上司であった堂上教官 (キョ−カンですよ、キョーカン懐かしのス○ュワーデス物語風の) ツンデレキャラに。 ハッピーエンドは歓迎するが、キャラのラヴラヴが落としどころになると物足りないかも。 続巻を待つ。 「ローマ世界の終焉 ローマ人の物語??」 塩野七生 新潮社 一年一冊ペースで刊行された本シリーズこれをもって最終巻。
いやあ、大著でした。 頭も尻尾も見えない大蛇のような歴史が怒涛のうねりをあげる中、悲しみ、憤り、ほくそえむ人々。 「好奇心あり・人間好き」が前面に出たこの方の描写力は相変わらず凄い。 歴史上の人物であるはずなのに、ページをめくる時映画のワンシーンを観ているような「こんなとき」は「こんな表情」をしていたに違いない、というダイナミズムを感じる。 以前、塩野氏の文章を読んだ時、(多分筆者の若い頃であろう)理で割り切れないものを、割り切れないゆえにもどかしい、という若さゆえのつよさ、もっといってしまえば頑なさ、のようなものを感じたが、今の塩野氏の文章からはそれを感じない。 「理で割り、情を汲む」 なにもかも知った上で、それでも人が人に寄せるあたたかさを感じる。 そう、ゆとり教育の円周率でもあるまいに、何もかも割り切る必要は全く無いのであった。 筆者の円熟を感じました。 そこにおもいゆくまで、私もこれだけの年月を重ねた。重ねた甲斐があった。 塩野七生さん(御本人、センセイ、と呼ばれるのがキライらしいです。)御疲れ様でした! ひと 先日、街中で小粋なガイジンのおばさんをみかけ。 流行のライムグリーンのコットンのショートコート、同色のラインストーンの大ぶりのイヤリング。髪は白っぽいブロンドのベリ−ショート。 保存状態を悪くしたジュリー・アンドリュースみたいな感じ。 素敵な方でしたねえ。 CSで 「愛と哀しみのボレロ」鑑賞時、ぐっと来た言葉 「他人はだれもがだれかの他人」 … だから、知り合いたい。 だから身を寄せ合いたい のだと思うのですが。 |