「失踪日記」吾妻ひでお著 イーストプレス
昨年このマンガでかなり時の人になりましたねアズマさん。 自らの 職場放棄→失踪→放浪→アオゾラスリーパー→アルコール依存症 たまに漫画家、そしてAA専門治療院に入院。をかなり克明に書いたギャグマンガ。 ギャグが成立するのは作者の力量には違いないのだが、上記の過程を第三者としてギャグにする作者の心理が相当私には痛い。 何が痛いって、北海道系住民はこういうところで笑えないはずなのに、ムリクリ笑いを取ってしまう、その回路が痛いんですよ。 この北海道系笑い回路、ハレは島本和彦、ケは吾妻ひでお この両者に代表されるところのものだが吾妻さんのはかなりブラックで笑えば笑えるほど怖い。
作中AA(アルコール・アノマニス)収監治療院でのドクターの言
「そもそもアルコール依存症とは、不治の病です。一生治りません。 ぬかづけのきゅうりが生のきゅうりに戻れないのと同じです」
凄え説得力。 ドクター、きっとこの出だしで患者のつかみをとっているのだろうな、と思った。 窮理は藪で拾う。
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