友人Fの誕生日なので友人の携帯に「誕おめ」電話をかけた。 電話をかけたところ、F夫婦で祝っているまっ最中だった。 はい、お邪魔様。 相変わらず仲がいい夫婦だなあ。 「葬儀の値段にはウラがある」黒木昭雄著 草思社 読了 「こんなとき」だからこそ賢い消費者になろう、という葬儀屋にぼったくられないための本。 仏様の為〜とかなんとかいってオプション料金を付加して葬儀代金の値段を吊り上げる悪徳葬儀屋をのあしらい方など事細かにかいてあり、かなりの「実用」書。 来て欲しくはないが、いずれ来るべき「こんなとき」にちゃんとこの知識が生かせる事が出来ればいいのだが。 「擬態〜カムフラージュ」ジョー・ホールドマン著 早川書房 読了 2019年、海洋工学者にしてプロのサルベージ業者であるラッセルはサモア沖、海底一万メートルに眠る100万年以上海底にあったと推定される謎の物体を引き上げる。 謎の物体引き上げのニュースは、100万年前、M21星団からやってきた「変わり子」の100万年前の曖昧な記憶を呼び覚ます。100年前までホオジロザメに擬態して海底に棲んでいた「変わり子」は人間に擬態して、ラッセルとの接触を図る・・・・・ このへんまでは大変よかったんですが。 サルベージの描写、キャラ心理の描写、適度に正確な(と、思われる。 SF考証には疎いので)考証を交えた描写はクリアでクレバーで読んでいて楽しかった。 のであるが。 ラッセルと「変わり子」が接触するあたりになると文章が何故かSF小説から三文スパイ小説みたいになってしまうのだった。何故? きれいなおねーちゃんに擬態して安直に性的接触でラッセルに接近する「変わり子」の辺りの描写(一言で言えば色気の無い濡れ場)がかなりステロタイプで物足りない。 そしてラストは・・・・・ これがなぜか読んでいて ピンクレディーの「UFO」みたいだなあ、という感想にゆきついてしまった。 ラッセル、君って奴は女の形をしていればナカミはなんでもいいのかっ!? がっかり。 内藤陳に読ませて感想を是非お聞きしたい。 巻末の開設に早川SF文庫の出で始め時代を語る文章がえらく懐かしかった。 背表紙の色が違う「青背」と「白背」。 「青背」はもっぱら本格SFマニア向け、「白背」はスペオペ中心。 私はもっぱら「白背」の愛読者でした。 「青背」が嫌いだったのではなく、最初にとっついたのがハインラインだったというのが我ながら拙かったに違いない。 あのハインライン独特のS・A・Cの草薙素子の言わんとするところの「マッチョよねえ」(別名:男のロマン)なテイストについていけなかったのだろう。 今振りかえると、アシモフくらいからとっつくべきだったよなあ、とついたからといって、もうどうしようもない溜息をつくのだった。 |