拾遺


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...... 2007年08月04日 の日記 ......
■ コモンセンス   [ NO. 2007080401-1 ]

 

「約束された場所で」 村上春樹著 文春文庫 読了

地下鉄サリン事件以来のオウム信者、もしくは脱退したオウム信者のその後を追ったルポルタージュ

 

これ以前に「アンダーグラウンド」という地下鉄サリン事件の被害者のルポを筆者は書いている。

一つの事件の裏と表、日と影、をニュートラルに追う。

それはまるで空を飛ぶ一羽の鳥の両翼の端と端が、翼の主を翼越しに見ようとするに似ている。

 

こういう「視点」は戯作をえがく戯作者=神 の視点だなあと思ったら村上春樹は早稲田の演劇学部の出身だった。

ナルホド。

真摯に現実におこったなんたるかを解き明かそうと追い求めながら、被害者、加害者の心に棲まう闇=悪は一体なんなのか、という人間心理を追い求める作者は書き手であり、作家であり、探求者だった。

 

コモンセンス

この難儀な「常識」が、ささやかな「常識」から逸脱した人間を現世から追い落とす。

このささやかな「常識」を守りたい善意というものが、集団依存を生み、人と人の心の乖離を生む。

それは紛れも無い「悪意」のように思えてならない。

その無意の悪意は、人を、世の中を、どこへ向わせるのか?

 

常識。

実はこれは、食事のマナー同様、たんにふまえておけばいいもの。

こだわって、とらわれてはいけない。

わたしは良識を、常識を尊重するが、それよりも大事なことを知っている つもり

 

それは・・・・・・・

...... 返信 ......
■Re:コモンセンス   [ NO. 2007080401-2 ]
みょうくさん、おはようございます。
まだ当直中で、同じ当直室のPCで書いています。
先ほど8月3日の日記へのコメントを私が送信した時、ほぼ同時にみょうくさんが8月4日の日記を送信されたらしく、こちらに送信エラーが出ました。
こういうのをシンクロニシティと呼ぶのでしょうか。
そちらにエラーが出なくてよかったです。

村上春樹氏のこの二冊とも、残念ながら読んでおりません。
「約束された場所で」に対するみょうくさんのご感想だけで本が書けそうな気がします。
ニュース番組やワイドショーがオウム事件一色となった1995年のことは、よく憶えています。
(その前年の松本サリン事件のことも。)
オウム真理教について語れば、個人的なこと、特に宗教観に話が及びそうなので、この話題は避けたほうが無難かと思います。

何をどこまで書いて(描いて)よいのか、ネチケットというのは難解です。

みょうくさんとは、かなり本音でお話しできるし、ここでもかなり本音を書くことができますので、とてもありがたいです。

要は、他者に対する思いやりが最も大切だということなのでしょうか。その次が書こう(描こう)とする動機?
ネットは(も)みょうくさんが先輩ですので、いろいろご教授ください。

今日の午後から明日にかけて、台風5号が北海道に接近あるいは上陸しそうです。被害がなく、航空祭が無事に行われるようお祈りいたします。

クリスタル 2007/08/04 07:15:38 
■たとえ話   [ NO. 2007080401-3 ]
ですが

「文明」とはただ前を奔ってゆくもの。
といわれ、言われた者は、右を向かば右が前、左を向かば左が前、ただ突き進むだけでは畜生の性、という台詞を思い出しました。

私も「宗教・商売・政治」の話題は会話の俎上に上げてはいけないものだ、と教わりました。
(かならずしも融和、共振、するわけもなく、場が賑わう話題では無いという理由で)

こういうことをふと考えて、話題にするのをためらう姿勢を「エチケット」というのでしょうね

クリスタルさんは、それを十分満たして、身につけておいでだと思いますよ♪

オウム事件は当事者の方たちにとってまだ終わっていないんだ、ということが分っただけでも私にとっては貴重なルポでした。
近畿以西におすまいになられるかたには、阪神大震災がそうであるように、まだ終わらない「傷」なのだなあと。

私も本音トークは大好きです
いつかまた、御互いの気の向いた時に長話したいですね。


PS.航空祭だめかも〜天気悪い〜〜

みょうく 2007/08/04 22:26:04 

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