
見えてるのに行けない、未知の空間 そういう場所に行ったことがある人、おられるでしょうか 9/30、そういう場所に行ってきました。 桑園競馬場最終日、馬場解放。 例年のイベントですが、雨天中止になるので、本馬場に入れることは稀なんです。 夏開催中にいけば、そこにはいつも馬が走っている本馬場。 でもそこは一般ファンには、金網とまた更に外ラチによってさえぎられた未知の空間。 最終レース終了後、夕暮れの押し迫ろうとしている中、馬場解放参加者の列に並びます。 主催者側が気を利かせてか、本馬場入場のテーマやレースのファンファーレがBGMに流れてきます。 それを聞きながら札幌最終日だと思うと、うきうき、というよりなにやら物悲しくなってしまいます。 今年はごたごたした年でした。 馬インフルエンザで開催中止。 よりによって札幌記念(GU 芝2000)の開催日が中止になりました。折角好天、絶好の競馬日和だったのに。 代替開催は行われましたが、出走取り消しした有力馬多数、で開催された札幌記念は秋の天皇賞の指標にも何にもなりません。 盛下がることこの上なし、でした。 そうこう思っているうちに、小さな透明プラスチック製の小瓶を受け取り、ウィナーズサークルから芝コースを横切ってダートコースに入ります。 そう!今回の目玉その1 ダートコースの砂プレゼント。 この日の馬券はトリガミ(当ったけど赤字)だったので、砂を掘る私の心境は、初戦敗退した高校球児のようです。 捲土重来を期して、あり難く砂を掘って、主催者側がくれたお持ち帰り様の小瓶に詰めました。 砂は石英が混ざった砂。 砂場の砂とも、海の砂とも工事現場のコンクリ製作用の砂ともまたなんとなく違います。 主催者さんの説明によると、桑園のダートは青森の海からほど近い河口付近の砂を脱塩して、粒をそろえて、加工して敷き詰めるんだそうです。 このダートのまた更に下は、火山灰土で、水はけをよくする工夫をしているんだそうです。 そして憧れの芝コース。 決勝線あたりから四コーナー手前あたりまでのんびり歩かせていただきました。 主催者さんの「逆走しないでくださーい」のアナウンスに苦笑い。 いま、歩いている順がそもそも、開催で馬が走るのと逆まわりなので。 四コーナーあたりはまだ芝が綺麗でした。好天に恵まれた日が続いたせいでしょうか。 流石にゴール手前の芝はぼこぼこでした。 さすが土日だけとはいえ馬の蹄鉄で耕しまくっただけのことはあります。 係員さんに見えないところで内ラチの芝をそーっと踏ませていただきました! これがねえ、ふーっかふかなんですよ!! よく高級ペルシャ絨毯を踏んで足首が埋まったようになる、とききますがちょうどそんな感じ。 足首がふっかー〜〜と埋まるんです!! これでも桑園は馬場が硬いほうだそうですが、府中やロンシャンはどんな芝なんでしょうね? ちなみにここの芝は積雪による根腐れと寒さに強い野芝を更に強く品種改良したもの。 北大農学部と雪印とJRAが共同開発したスグレモノです。 サッカーの鹿島アントラーズのホームの芝はここの芝と同じ。 FIFAから世界レベルと、折り紙付けられた、あの芝です^^ そしてねえ、この内ラチと外ラチの間からスタンドを見ると、ぜんぜん景色が違うんですよ。 ここは、競馬ファンにとっては、未知の空間。 馬と主催者と、騎手だけが知っている空間。 鉄火場であり、他人の仕事場です。 ここに馬に跨って地上1.5メートル上から見る風景ははたしてどんな風に見えるんでしょうね。 それは騎手だけが知る感覚でしょう。 四コーナーで再び誘導されて、馬場の外へ。 逆走不可(笑) 名残惜しいけど、ここまで。 来年の夏までさようなら、桑園競馬場! 写真は芝コースから見上げたスタンド。 |