拾遺


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...... 2007年12月28日 の日記 ......
■ 読書   [ NO. 2007122801-1 ]

「名もなき毒」 宮部みゆき著 幻冬社

 

「誰か」に続くシリーズ二作目

タイトル初見時、「名もなき妻」と誤読して、ずっとそう思っていた^-^;

 

 

社内報制作室所属の逆玉サラリーマン、杉村三郎はトラブルメイカーのアルバイト女子社員

の身元調査中、偶然無差別毒物殺人事件で祖父を亡くした女子高生と知り合う・・・・・

 

という出だしでまあ日常の丁寧な描写は作者ならでは、と思うものの、安手の昼ドラのようでややかったるい

が、人間関係とその「日常」を丁寧に描くことで不特定多数、無意識の嫉妬、羨望、悪意が敵意や殺意にいとも簡単に化学変化する、その恐ろしさをこれまた淡々と描写している。

 

この淡々さ具合が怖い。

 

嫉妬、羨望、敵意

 

誰にでもある「名もない毒」

 

それが誰かに向けられたときの恐ろしさ

 

だが、もっと恐ろしいのは

 

その「名もなき毒」

 

が自分自身を蝕んでいることに気付かない時なのかもしれない

 

脳に回った毒は自分じゃ気付かないからなあ

自力じゃデトックスできないし。

 

書評ではいまいちでしたが、読後感まあまあ。読ませる一冊でした。

この作者はぢみなキャラを立たせるのが上手いな、と思った。

 

 

...... 返信 ......
■Re:読書   [ NO. 2007122801-2 ]
みょうくさん、こんばんは。
ここ数日PCが不調で、インターネットに接続できませんでした(本当)。

昨日の日記を拝読したところ、拾遺を撤去されるとのこと、とても残念でさびしく思います。
毎回、みょうくさんの読書量や考察の深さや知識の幅広さに驚かされ、また日常の出来事についての笑いをとる文章力の豊かさを堪能させていだだきました。

今日の話題の作家もその作品も有名ですが、私はどれも未読です。(不勉強ですみません。)

嫉妬、羨望、敵意という「名もなき毒」。
こうした負の感情が意識されないまま、他者を害する行為にまで発展するというのは、確かに怖いですね。
そしてそれを自分で意識できない、無意識であるというのがもっと怖いということも同感です。

こうしたことは、広くとらえれば、人種問題、人権問題にも及ぶ可能性があります。

自分の行動の理由が何であるのか、それはどのような感情、動機から来ているのか、細かく分析していく必要があります。(ちょっと宗教的かも。)

負の感情は、他者だけでなく、結局は自分にとっても害になることを思えば、絶えず自分の行動を監視し、自分の心を分析することも、そう苦にはならないはず(?)。少なくとも良心のある者ならば。

つまるところ、個人にできるのはそれくらいではないでしょうか。
そしてcompassionを育てるのです。(ますます宗教的)。

これまで拾遺で紹介していただいた書籍、できるだけ読んでみたいです。
他にも、鳥頭で理解できる作品があれば、教えてくださいね。



クリスタル 2007/12/28 18:40:07 
■パソ早く復活するといいですね   [ NO. 2007122801-3 ]
私もことしはパソ不調に悩まされましたが
なにとなく存えています
とはいうものの、私も来年あたり本格的な改造をしたほうがよいでしょうね・・・・

え、まず言葉足らずだったことを陳謝いたしますm(_ _)m

「船の上掲示板」、撤去
「拾遺」存続、です。

お客様に混乱を御招きして申し訳ありません

読書感想にコメントどうもです

>つまるところ、個人にできるのはそれくらいではないでしょうか

まあ、そうかもしれません。
頭に毒が回ってしまえば、もう終い、かもしれませんが。

「目覚めよと呼ぶ声あり」という言葉もありますので
自己ならずと他に啓発されて、おミソがデトックスされると、いいねえ、と、思いながら・・・

「拾遺」
携帯サイトで更新もできるので、なんとなく正月も更新することある?かも?しれません

できたらいいな、と自分ではおもっています。

これからもヨロシクおねがいいたします(深々)
みょうく 2007/12/29 20:43:26 

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