
読書 「シシリエンヌ」 嶽本野ばら著 新潮社
「エミリー」 嶽本野ばら著 集英社 ファッションへの異状なまでのこだわりと美文調に特徴のある作者 いまどき文章を読んだだけで書き手が誰かわかるという特徴のある書き手。 三島賞の斜め後ろにいる小説家。 「シシリエンヌ」 倒錯→純愛 のシークエンスが絶妙に上手かった 微妙に外したディティールがまた上手い 「エミリー」 短編集収録されている「コルセット」 銃愛→性欲→純愛 への過程の描写が気持ちよいほど自然に描かれている 三島ファンなら読んでいい一冊 「なるほどの対話」 日本放送出版協会刊 河合隼雄×吉本ばなな 対談集 建前社会の日本で本音を語るのは心理学者でも小説家でも難しいらしい 建前、便利ですけどね 建前だけで生きていこうとも思わないし まあ、そういう風に折り合いをつけて生きていけるといいね、と思う人にオススメ 「図書館革命」 有川浩著 メディアワークス 三巻目でダレ場があったせいか、急転直下の最終巻。 武装してでも表現と言論の自由を守る図書隊対規制側「メディア良化委員会」 の闘いは原電テロのテキストにされた、と看做されたフィクション作家の小説の出版を機に最終局面を迎える。 テレビ局と連携して世論が一気にメディア良化委員会に不利な風向きになっていく こんなに上手くいっていいのか? と首を傾げつつ、スピード感のある文章はつい、読まされてしまう 図書隊と書店、図書隊と市井のオバハン、の闘いを通しての交流はあったかくて痛快 グレーなフィクサー、手塚慧の後半での生かしどころが少なかったのが若干惜しまれるが、この世的には熱血乙女主人公笠原郁の大活躍で閉じるのが物語的カタルシスか スピード感、爽快感のある作中で、情報屋・柴原が冷静さを最後まで失わず物語的たち位置を守ったのは個人的には好印象。主人公の熱血に心は動いても立場は動かない、というのはいい意味で説得力あり 軽快な文章で メディアに問う、一冊の本を手に取る人に問う内容の微妙な重さを愉しむもよし、キャラがたっているのでキャラ読みもよし。 コミカライズもされていますが ノイタミナ枠で四月からアニメ化だそうです アニメ「攻殻機動隊」の作画スタッフなので放映を根気よく待ちたいと思います プロ野球の延長でズレまくるんだろうけどなぁ・・・・・・ 異様にでかい写真は実家の猫 「予定は未定 決定じゃないわ」 とか 「しつこい男ね あなたには飽きたのよ」 とか 勝手に台詞を入れて遊んでいました^^ |