読書感想 「ブームはどう始まりどう終わるのか」 中川右介著 岩波アクティブ新書 著者の「カメラジャーナル」創刊から廃刊までの経緯と、クラシックカメラブームの経緯から、ブームという現象についての考察。 おおよそブームというものは、マスコミが食いついた頃には下火、という法則があるという。 ブームは故意に起こせるものではなく一過性だが社会現象にまで発展する。そしていつか終り、その後顧みられない、比べて、ヒットは仕掛けて起こせるが社会現象になる事はなく、廃れない。 こういう目でブームや社会現象を見たことがなかったので新鮮。 今度の“ブーム”のときに冷静に観察してみたい。 ところで著者はクラシックカメラ専門誌「カメラジャーナル」を廃刊して、2003年、新たにクラシック音楽の専門誌「クラシックジャーナル」を立ち上げた時、知人から今度はクラシック音楽ブームが来るのか、といわれたそうだが程なくして「のだめカンタービレ」がきかっけになって一昨年あたりは本当にクラシック音楽ブームだった。 ツカミがよく、入り込むきっかけがあり、ジャンルがディープで広ければのめりこむのも簡単だ、ということなのだろう。 |