
この間読んだ本の一言感想を 「世界中のお菓子あります ソニープラザと輸入菓子の40年」 田島慎一著 新潮新書
現執行代表が語るソニープラザことソニプラの歴史。 アクアコラーゲンゲルとクロックは確かにここではじめて布教された。 (しかしアメリカ製の婦人下着はサイズがあれだった) だがロイヤルのゼリーは懐かしい。(注:ローヤルゼリーではない)しかもまだ売っているらしい。 新しいものを売る会社として40年オピニオンリーダーをしてきた会社でも“値札のついている水”ミネラルウオーターを“買う”常識を購買者に普遍させるのに三十年かかった、と苦労話。 三十年前、都会の水道水って激マズで飲めなかったときのことを思い出した。 「日本の書 維新〜昭和初期」 成田山書道美術館編 二玄社 書の写真集 高橋泥舟の書が好みです。 泥舟が山岡鉄舟の義兄弟というのは知らなかった。 成田山に書が集中しているのは復興支援のために揮毫してくれた人がたくさんいたらしい。 今も昔も、普通にきれいな字を書く人ときれいじゃなくても勢いがあっていい字を書く人というのはいるものですが この時代、男子が手習いなどにうつつを抜かさない時代でこれ、というのはやはり凄いかも。 やはり恥ずかしがらずにたくさん描くことが上達のコツでしょうか。 「集めてみました世界のお守り」 世界のお守り研究会・編集 講談社 世界各地のお守りの本。売っているものは価格が記載されているのがうれしい。 広島のお守り屋さんでネット通販しているものもあり、手ごろな価格帯のものが多いのもうれしい。 ルルドの聖水なんて売ってるんですねー。汲みにいかにゃならんのかとおもってましたですよ。 民族や地域によって“縁起のいいもの”が違うのが楽しい。 北フランスで縁起のいいといわれているセミ。理由は本来高緯度すぎてセミが居ない。セミがなく夏は好天に恵まれ、豊作になるため、とか。 「ユリイカ 三月号 諸星大二郎特集」 青土社 西遊妖猿伝についてのインタビューのみ読む。 やはり紅劾児は殺すタイミングを見誤っていたのか、と納得。 作者の茫洋とした意図はあまりにも読めなさ過ぎてある意味すごい。やはりプロの作家というのはこうでなくては。 「駅とアートは求め合う 札幌・JRタワーの秘密」 札幌駅総合開発株式会社編 幻冬社ルネンサンス
ランドスケープアートやモニュメントの多い札幌駅周辺再開発秘話。 札幌大丸出店は株主を説得するのに一苦労だったというが蓋を開けてみれば三ヶ月で黒字が出て、二年で原価償却してしまったというのには驚く。 札幌大丸社長は、心斎橋店に栄転、心斎橋店のてこ入れをまかされたとは事情通のお姑さんから聞いたことではありましたが。 西口と東口のフロアの彫刻を台座に据えない様に設置することを企画開発役員に、彫刻家が説得したという苦労話、台座があればそれは彫刻になってしまう、つまづいたり、ぶつかったりしてしまう、台座がなければ公園の真ん中に樹があってもよけて歩いたりもたれたりするのが自然になるように、自然になるのだ、という人間心理の妙。 最上階のシネコン、札幌シネフロンティアは日本初の邦画会社三社(東宝・東映・松竹)合資のシネコン。 訳はといえばマイカル・ワーナー等の外資系シネコンが先細っていたというのもあるが、JR北海道が「駅」「ぽっぽや」等邦画のロケに使用された誼を感じて、というのがなんかいい話。 結果オーライだったとはいえ大英断でした。 「1〜5本の小さな花アレンジ 素敵のバランスがわかる本」 長塩由美著 世界文化社
合宿地でちっさなフラワーベースを買ったので読んでみて参考にするつもりだったが、こんなに凝った花は飾らない。せいぜい庭の草花を活ける程度。 水上げが悪い切花の必殺技として、花と葉を新聞紙でくるんでガードしてから、二十秒〜三十秒程度切り口を熱湯に浸す、という裏技が紹介されていた。 閉じかけた茎の導管が湯の蒸気圧でこじ開けられるだそうです。 どこにでも頭のいいひとがいるもんだなあ、と感心しました。 |