日本では珍しい裏声を使う津軽民謡 哀切な調べで合の手に「ホーハイ」を繰り返します。 歌の由来は動画でも歌い手が述べているがこちらによるとほぼこじつけとのこと 稲の花・稲の実り・りんごの花・曲がる老婆の腰 というモチーフはなるほど豊穣・再生のイメージかと。 先述の引用には製鉄の呪がこめられているとのこと。 製鉄の呪もまた豊穣・再生のイメージと結びつけるのは難くない。 しかしそれではこの哀切な調べの説明がつくのか。 これは豊穣・再生の呪であると同時に反魂の祈りではないのだろうか 豊穣・再生の祈りの歌が、いつしか不作・戦争・身売り・を経験した時代とともに 「あの豊かだった“もの”」を返してくれ という、どうしようもない状況や世相を反映した歌に変わっていたのではないだろうか。 歌を聴いていると 「還ってくれ 還ってきてくれ」 って聴こえて聴こえてしょうがない
といったところで何の根拠もないんですが
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