昨夜は午後五時あたりから飽かずに夜空を眺めておりました もちろん夕飯の支度は済ませて 今回の皆既月食は珍しく欠けた状態で東の空に上がる月だったそうで おかげで探すのに一苦労でしたよ 見つからなくて見つからなくてあきらめかけてベランダから東の空(ススキノ方面^^)を睨んでおりましたところ あったぁぁぁぁ! あまりに欠けすぎててわかんなかった! 赤錆いろのおぼろな円が! 丸い血痕を指でこすりおとしそこねたあとみたいな満月が! それからあとは冬に外出する装備ほどの厚着であったかい紅茶のマグを持ちながらベランダに立ってただひたすらに月を眺めておりました 月に思いを寄せるでなく、夜空に思い耽るわけでなく ただただ野生の動物のように、夜空を仰いでおりました 欠けるときも感動しましたが満ち始めるときもまたドラマティックにじわあっと、上弦からうっすらと輝きだすのですね。 まさしく 「死と再生」 気がつけば祈るような気持ちで輝きだした月を愛でておりました |