拾遺


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...... 2007年01月19日 の日記 ......
■ 読書   [ NO. 2007011901-1 ]

「UFO大通り」 島田荘司 講談社

名探偵御手洗潔シリーズ。読み忘れていたので、早速読む。

繊細、美形、頭脳明晰、文武両道。欠点は相棒の石岡くんに言わせると

「過剰に攻撃的。作らないでいい敵を作る」

そういう人ですが、心暖かな人なので、現実にいて欲しい架空の名探偵。

 

相変わらず「豪腕」島田先生の豪腕トリック健在、といいたいところであるが

今回は中篇二本なのでさまでの豪腕ぶりは見られない。

同書収録の

「傘を折る女」こっちのほうがある意味凄みがあった。語り口が見事。とくに最後の二行が凄い。女って怖いですねえ。

こっちはトリックより設定が「豪腕」

以下、ややネタバレ

 

文中の***の設定「剣道の心得があり、幼少よりクラシックバレエを嗜み、弁護士志望だったが志敗れた」

という設定を読んでしまうとストーリーよりもトリックよりもこの***の流転の人生に興味が湧いてしまうのはわたしだけでしょうか。

 

で、今回の御手洗名言

「謎を欲しがっている人間が、謎だ、謎だと騒いでいるにすぎないよ」

と、ばっさり。

激しく同感。

考えればわかること、調べれば解ることを、「わかんない ありえない」 で、流して済ます、というのは探究心。好奇心の欠如かも。

解いた謎の果てに戦慄が待っていようと、幻滅が待っていようと、私もやはり真実が知りたいですね。

 

「このミス」の「この人の隠し玉」で北村薫の「隠し玉」として「ベッキーさんシリーズ」単行本化予定、の報に今からワクワク。


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