「私の死亡記事」 文芸春秋社 102名の、文芸春秋社主催による 仮想死亡記事集。 どんな凡人でも、二度、人生の主役になるという。 一つは「結婚式」もう一つは「葬式」。 この二つに共通するのは、必ずしも主役の思うに任せぬセレモニーだ、ということだろうか。 というわけで、「こうだったらさぞや面白いに違いない」と思いながら仮想死亡記事を書く著者たちのニヤニヤ顔が見えるような一連の文章は、屋根裏から自分の葬式を覗くトム・ソーヤそこのけでかなり面白い。 どれも面白いが、帝国ホテル社長、総支配人の犬丸一郎の一文から抜粋。 〜最後に夫人へ心からの謝辞と 「地獄には大勢友達が待ってくれているのに、行かれなくて悪いな」 いいですねえ。 死ぬ間際に覚えていたら、使いたい言葉です。 「バカの壁をぶち壊せ!正しい頭の使い方」 日下公人×養老孟司 ビジネス社 お互いの分野の部外者二人によるホンネトーク。 養老孟司は、対談相手がいたほうが、文章の精彩が高い 様な気がする。 読んでバカが治るかどうかははなはだ疑問だが、専門家同士のホンネトークはかなり面白い。 文中、 〜アメリカのホームレスは群れない の一文に確かにそうかも、と改めて気付いた。 これは別にアメリカのホームレスたちに共同体意識が欠けているわけでなく、アメリカではヤク中も数多くいるので暴力行為に及ばれる可能性が高いからだという。 上野のお山の青テントのホームレスの村を思い出し あれはもう村ですなあ 上野恩賜公園ホームレス村在 何の誰兵衛様 で郵便物が届きそうな気さえします。 |