「土門拳 生涯とその時代」 阿部博行著 法政大学出版局 読了 タイトル通りの本。 「カメラの鬼」と呼ばれ、八十歳でその生涯を閉じた写真家土門拳の業績とその生涯を追った本。 「シャッターチャンス」はこの人の造語だそうです。 生意気、我儘、傲岸不遜、敵も多けりゃ味方も多い、という、いうなれば「カメラ馬鹿一代」 平等院鳳凰堂撮影時のこと 「平等院鳳凰堂の鳳凰は気に入ったものが撮れず、10回近くも通いつめ、平等院執事の特別の計らいで 、屋根に上がって鳳凰を撮った。土門は腰にロープを巻きつけ、専門の瓦師が引っ張り、助手が尻を押した。 まず尾廊の屋根へはしごで登り、そのはしごを尾廊の屋根に引き上げ、さらに中堂の屋根に上った。 地下十数メートルの屋根の上はこわくないこともないが、やがて慣れて平気になった。」 だそうです。 きっと下りる時にこわくなるのよ。 よく言われる「報道の自由、報道の権利」 この二つの言葉において、一個人のプライバシーが守られない、などということはあってはならない、という 報道写真家の基本を若い時分に土門はごくわかりやすく、教えを受けている。 「便所に入る時はノック、上がり湯をあびるときは隣近所に人がいないか確かめること。」 要するに、人がプライバシーを晒している場所では、マナーを守ろう と言うことで。 愛もマナーも大切に 最近「トシとったぁ〜」みたいなことを感じることが多いですが ジュリーが今年還暦 という事実に衝撃を受け。 トリトンが年下になったときより衝撃を感じました。 |