拾遺


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...... 2007年06月14日 の日記 ......
■ 読書   [ NO. 2007061401-1 ]

あkつて郵政民営化問題がこの国を吹き荒れた時、郵政省にプールしてある金を回したいがための

郵政民営化、と聞いて薄ら寒く感じたものだった。

 

いま、この国は、当時の小泉政権は、80円で個人情報を侵害されることなく私信が確実に届く、わずかな手数料で預金を守ってくれる人が郵便局と言う施設に寄せる信用、人が人に寄せる誠意や信頼などというものに一銭の価値も見出さず、信頼が築いた社会を崩壊させることに一片のためらいもない。

小泉という人は冷たい人だなあ、と感じた。

 

「奇跡を起こした村のはなし」吉岡忍著 ちくまプリマー文庫 読了

而して、半世紀前、奇跡を起こした村があった。新潟県黒川村。

二度の大水害、二度の記録的豪雪。

村が自立するために、村にすまう人々を繋ぎとめておけるような事業を起こし、中央から助成金をもぎ取るために奔走する。村民が村民に寄せる信頼、絆の確かさが、村を支え、事業を拡大していく。

 

村ぐるみの観光事業、村営手打ちそば施設を作るために、石臼でそば粉を引く為に水車を作ってしまう。

水車で粉を挽くなら省エネルギー庁から助成金を申請し、まんまともぎ取ってしまう、というくだりはまるでサスペンス小説を読んでいるような爽快さだった。

 

そして今、地方自治体統合で村は新たな危機を迎えている。

 

某アニメの名台詞を、この小さな奇跡を起こし続けてきた黒川村に、贈りたい。

 

「いままでのは、奇跡なんかじゃないよ。 奇跡は、これからだ」


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