拾遺


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...... 2007年06月19日 の日記 ......
■ 雨の日も晴れの日も   [ NO. 2007061901-1 ]

読書

 

「5000年前の男 解明された凍結ミイラの謎」 コンラート・シュピンドラー著 畔上司訳 文芸春秋

 

1991年イタリア〜オーストリアの国境地帯のエッツ渓谷、アルプスの氷河の中から男性の遺体が発見された。

余りに保存状態のよいその遺体はせいぜい十年前の遭難者だろう、と思われていたが、所持品、科学測定から、なんと5000年前の男の遺体だということがわかった。その経緯を追ったドキュメンタリー。

 

入念な科学測定から、年齢、性別はおろか職業、遭難した経緯、時期、までプロファイリングできてしまうという。

科学と人の想像力って凄い。

 

遺体は氷河の中から発見されたが、凍結した氷河の中から回収するのが極めて困難だったためと、両国間での所有権でもめたということもあり、エッツ渓谷の山小屋の中でオーストリア、イタリアの両国境警備隊員がお互いが抜け駆け・奪取しないよう監視しあっていたという。

 

曰く

 

〜両国の国境警備隊員は、山小屋のなか、両壁の向かい合い、口を利かなかった。言葉が通じなかったのではない。口を利かなかったのだ。

 

むかしっから両国の国民感情が悪かったようですが。

 

そして、所有権以上に揉めた命名。

初孫の命名の如く揉め、けっきょく呼びやすく、発見された場所も覚えていられる

「エッツィ」

に決定。

考古学上、遺体にニックネームがついたのはエチオピアの「ルーシー」以来二人目、だそうです。

いまではすっかりアイドル扱いのエッツィくん。ご当地ではキーホルダーや携帯ストラップになってマスコットになっているそうです。

 

科学調査は、技術の進歩につれて、更に進むため、のちの新たな発見のための研究・調査は進められているそうです。

楽しみですね。

 

 

 


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