拾遺


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...... 2007年07月10日 の日記 ......
■ ふたたび米倉斉加年   [ NO. 2007071001-1 ]

「演ずるとは」米倉斉加年 著 抱樸社文庫 読了

演技者としての米倉氏の心構えなどの覚え書き。

 

文章書けて、絵が描けて、舞台俳優で、テレビ出演して、放送作家で・・・・

天は何物この方に与えておられるのやら。

んでも、御本人曰く「利き足」は「舞台」だそうです。

(ちなみに絵は“尻尾”だとか 妬ましいですねえ)

 

演技の師匠宇野重吉氏からの言葉

 

「思えば出る」

 

思えばできる 、ではないんですね。

 

演技から限りなく作為を排除して自然体に、根幹に立ち返る。そして何を思うかを考える。

演技は生活。

きちんと生活できていなければ、きちんと演じることはできない。

そうして「出て」くるものがほんとうの演技、だとのことです。

 

求道者のようです。

一芸に秀でる、とはそうしたことかもしれません。

 

住井すゑさんとの対談にて

住井さん曰く

 

「米倉さんの文章は立っている。わたしのは寝ている。」

 

確かにねえ。

米倉さんの文章は「立って」います。

時にカッターナイフの刃のように 時に炊き立てご飯の御米粒のように 時に人のように

ソリッドされて揺ぎ無い。美しいです。

 

住井さんの文章が寝てるんなら私なんて冷凍マグロですよ。

 


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