
波と勝負してきたあとは、冒険 つか、クエスト。 小樽観光課の説明によると、環状列石はJR蘭島駅から 徒歩五分 ということになっていますが、蟻の兵隊の如く 歩けども歩けども環状列石どころか岩一つ、影も形も見えません。 まるで悪徳不動産屋にだまされたような錯覚さえ覚えます。 途中、道を間違え、近隣の農家の方に道を尋ね。 真っ黒に日焼けしたオジサンが農作業の手を止めめんどくさそうに顔を上げ、それでも丁寧に説明してくださいました オジサン「こっからあ まあーすぐいって 踏み切り渡って、左に100m、そっから右に50m,そこからまた左に200m」 私「はい」 オジサン「復唱してみい」 ・・・・・・えーと。 教える側としてかなり責任感を感じておられるようで。 そして、教えられたとおりに、歩きますが これがまた、国道から外れまくった、山また山の中。 ゴルフコースならアップダウンに富むコース、の一言で言い尽くすこともできまししょうが。 私はゴルファーではなく、ひ弱な一都会っ子なのです。 まるでいきなり仮面ライダー響鬼の鬼の修行かなにかに突入してしまったのようです。 衣服の下の水着が海に入った時とおなじくらい、汗でびっしょりになります。 そして、やっとたどりついた 国指定史跡「忍路(おしょろ)環状列石」 と、そこからまた山を上がること10分の位置にある 北海道指定史跡「地鎮山環状列石」 環状列石といえども、かなり雰囲気が違います。 前者は「祭る場所」なら後者は「祀る場所」といった雰囲気でした。 前者が「精霊の庭」 だとしたら 後者は「眠りのほとり」 後者には実際四角く穿った穴に石を丁寧に敷きつめ、副葬品などは無かったものの、当時人を埋葬した痕跡があったそうです。 多分、埋葬した人達は 「ここならもう、だれも起こさないからね」 といって、何千年か前、その誰かを埋葬したのでしょう。 山あいの緑が、木漏れ日が、大昔の鎮魂を伝えてくれているような気がいたしました。 墓跡に一礼して、後にしました。 その後、唱歌「春」の朧月の如く、のぼれば下るを幾度か繰り返し、小樽行きのバス停に。 一礼した功徳の為か、路線バスに乗り遅れることもなく、無事小樽到着。 五時過ぎに小樽到着。 小樽の地ビールビアホールで夫婦そろってビールで乾杯♪ 呑んで、また札幌いきの都市間バスに乗り、22時帰宅。 夏の環状列石クエスト、でした。 写真は「地鎮山環状列石」にて。 写真だと分りづらいのですが、石に寄り添うようにひともと、萩が花を咲かせていました。 「萩添いて やすらいにしか 墓の庭」 「萩添いて いにしえびとも 陽のほとり」 猫狗 |