マンガ 「花よりも花の如く5巻」成田美名子 白泉社 能役者・憲人くん主人公の御能ライフマンガ。 主人公憲人の視点で語られる、観察される周囲の人々、その心の動きが清潔に、みずみずしく表現されていて、心地よい。一時沈黙していた時代の端々から窺えた絵の荒れ、というものが無い。 作者独特のギャグセンスも健在。ベテランの円熟と、清潔で品のよいな感性もマンガの見所の一つ。 そして、この人はオチの付け方が上手い。 本当に上手い。 量産しない漫画家ではあるが、商業誌で作家活動を続けて欲しい作家の一人。 メディア移植再び 物置から未処分のヴィデオを発掘してきた。 多分、再ソフト化はしないであろう作品を中心にDVDに移植している。 物置に放置していたわりに音声・画像共に痛みが少ないので一安心。 ミュージカル映画「シンデレラ」ノーカット字幕版。国営放送BS放送版 子供の頃観た映画で好きな映画の一本。 お話のナカミは当然御伽噺の「シンデレラ」。 「エヴァーアフター」的ヒネリは全くなし。 主演女優のジェマ・クレーブンが少女漫画のおひめさまみたいで本当にかわいい^^ ミュージカルとしてのダンスシーンも見所が多く、たしかロイヤル・バレエのダンサーがかなり出演していたと思った。 主役のジェマ・クレーブン嬢は、本当に小柄な方で、“可憐” “いたいけ”を立ってるだけで表現できてしまう女優さんだった。小柄なだけに足のサイズも小さく、実際撮影用に履いていた「ガラスの靴」はサイズ22センチ(!)だったそうだ。 映画宣伝で来日した時に日本のプレスが撮影用の靴を見て 「これ、本当に履けるんですか?」 と訊ねた時、クレーブン嬢、にっこり笑って 「もちろん。だってシンデレラですもの。」 と、返したという秀逸なエピソードが残っている。 なんでこんなマイナーな作品を国営放送が放映したかというと この放映 「雅子様ご成婚記念」番組だったからなのだった。いやー古いビデオだ。 読書 「人魚とビスケット」 J・M・スコット著 清水ふみ訳 創元推理社刊 読了 あるとき、イギリスの三流タブロイド誌に三行広告が掲載される。 「人魚(シーウィフ)へ。とうとう帰り着いた。連絡を待つ。ビスケットより」 はたしてこれは何かの暗号か?スパイの連絡? そしてまた広告 「人魚へ。あなたを探し出すために、あの十四週間とナンバー4の物語を出版することにした。ビスケットより。」 が、しかし人魚は連絡を返さない。沈黙を守り続ける人魚。 業を煮やしたかのようにもう一人の「ブルドッグ」と名乗る人物が 「ビスケットへ。九年たった今も、三人の盟約は断じて生きている。ブルドッグ」 と広告を打つ。 ひょんなことから、「ビスケット」本人と知り合う機会を得た主人公は、ビスケットから、とある事件の詳細を、本名を伏せて、小説形式で本にして出版するよう依頼される。 果たして、人魚とは、ビスケットとは、ブルドッグとは、そしてナンバー4とは何者だったのか? 九年前のインド洋上での出来事、この四人の遭難譚が、明らかにされる・・・・・・ 波と戦ってきた(笑)あとに読む海洋冒険小説はまた格別。 スティーブンソンの昔から、海洋冒険小説はイギリス製に限りますなあ。 この本を日本に紹介した山口雅也氏によると 「〜この本のどんな点がつまらなかったか、という人がいたら喧嘩をふっかけてもいいですよ〜」 わたしもほぼ同意見。この本がつまらない、という人がもしいたら、喧嘩をふっかけてやりたい。 謎解きミステリ風味を併せ持つ海洋冒険小説の絶品。超オススメ本。 先日、私が本を読んでいたときの夫婦の会話 TVのチャンネルをかえたとき偶然ア*ニマックスで番組が「ベルバラ」の予告編が。 夫「ED観るか?」 私「志垣太郎が叫ぶヴァージョンなら見てやってもいい(←横柄)」 夫「予告編で三部会議が始まった、って言ってたから、叫ばんだろう」 而して志垣太郎叫ばず。 ・・・・・・・・・・・詳しくなっちゃって。 これが二年前までオスカル様がフェルゼンのことを好きだったことすら知らなかった四十男でしょうか! 変われば変わるものです。 |