拾遺


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...... 2007年10月24日 の日記 ......
■ 古本   [ NO. 2007102401-1 ]

なるべくマンガは古本で買う

御小遣いの節約と宝探し気分をかねて。

 

(マンガじゃない本は図書館から借りる 図書館に無ければ購入リクエストをかける

入手可能で、さまで高価な本で無いなら市の予算で蔵書として購入してもらえる)

 

「エマ」9巻 森薫 エンターブレイン

 

ヴィクトリアンメイドマンガ。これでもか、というくらいヴィクトリア朝時代の

風俗を丁寧にしつこく書き込んでいる。

それだけで話が作れてしまうのも凄いけど。

 

ヴィクトリア朝こぼれ話として

 

当時、御屋敷を下がったパーラーメイドがティーハウスを開店した時、パーラーメイド姿でお給仕

したところ御屋敷のご主人気分でいい、と客から好評を博したのでティーハウスのメイドルックが定着した

 

要するにいまのメード喫茶と発想は同じようなものだったんですね

 

というのに笑えた。

 

メイド萌えは時代を超える

 

今思えばハウス名作劇場でこの作品をアニメ化するべきだったかも

「レ・ミゼラブル 少女コゼット」の後番の話が聞こえてこないので、そう思った。

 

 

「海神記・上」 諸星大二郎  光文社

 

三割引くらいでゲット

あとは下巻を古本ハンティングするのみ

 

日本の古代を舞台にしたいかにも諸星大二郎な話。

(説明になっていないなあ)

古代海人にとって海は生活の場。

死を与え、豊穣を与え、運命を与える場。

 

現代人とちがって

「癒し~」でも「レジャ~」でもない場、ということを当たり前に、淡淡と、ときに

海のさきは「常世」

(このばあいの常世、とは天国でも地獄でもなく 無意識が希求する現実で無いなにか というところが凄い)

に続く場所、という古代人の描写が読みどころのひとつ。

 

「金魚屋古書店」シリーズ 芳崎せいむ 小学館

 

「金魚屋古書店」という老舗マンガオンリー古書店を舞台におこる

マンガ古書とマンガを愛する人たちを描いたマンガ。

読みきり短編で構成されていて、その時時作中に話題に取りあげられるマンガ

がいちいち懐かしかったり、マニアックだったりする。

 

四巻の「悪魔の力」

で与えられたことに慣れきった・ゆとり世代の小学生に

永井豪の「デビルマン」を本人に「選ばせ」

読んだ小学生はショックのあまり熱発して寝込んでしまう

(知恵熱みたいなもんですかね)

というエピソードが物凄くいい。

 

古書店の主が語る台詞

 

〜前向きで明るいほのぼのした作品が、人の気持ち救う訳じゃない

ときに残酷な描写・恐怖・破壊が読む人に感動を与える

現実には許されないと十分解かっていながら 惹かれてやまない

それは、どんな時も絶対に世界への愛情は失くしていないから〜

 

フィクション全般におけるフィクションに向き合う人間の愛情と読解力

を語って余りある名台詞だなあ

と 思いました。

 

ところで神田の古書店から売り出し古書目録が届いたが

81年刊の吾妻ひでおの同人誌

(80年代同人活動をしていてこれを知らない方は多分モグリでしょう)

「ミャアちゃん官能写真集」

が状態・並 で 15750円

だそうですが これは適正価格なんでしょうか 金魚屋古書店さん


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