それなりに読んでいる(笑) このごろ陽気がよくなりやっとリビングが寒くななくなりリビングで読める (灯油価格高騰のため暖房を節約して暮らしていた) 「ことばと音、そして身体」内田義彦 藤原書店 対談集。 思ったより面白くない。 主だったゲストは誰でも知っているようなその道のプロ(谷川俊太郎、宇野重吉、木下順二 etc) なのだから、口を挟んでコメントして内容が重複するよりも 人の話を聞くほうに本の重心を置いた方がよかったのではないか と むしろ記録者と編集者が下手なのか? 宇野重吉の語る演劇理論「逆なで」が非常に興味深い 宇野氏曰く戯曲を一旦読んでから一週間放っておいて「寝かせる」 そして「いやまてよ」「もしかしたら」と戯曲のテーマの更なる「掘り起こし作業」にかかり、初読時との 「ズレ」を匡正(ってことばあるんですね)して、さらに戯曲への理解を深めていくという。 そして、若手俳優には戯曲のあらすじを書かせる、という (大概若手は嫌がるそうだ 芝居のチラシのアオリ文句でも書かされているような気分になるらしい) 宇野氏曰くこれも大事なことだそうで 「どんな芝居?と聞かれて言い表せないようでは困るだろう」 そりゃそうだ。 役者一人一人がこの芝居は「どんな芝居か」と自分自身の中でどのような内容として受け止められているのか それを、本読み、舞台稽古に現れてきたときどのように舞台監督として集約させていけばよいか のめどにできる大事なシークエンスだそうだ。 団体作業をまとめるプロの一手段ではありますが よく考えてるなあ と感心 「Classical Fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」 」島田荘司著 講談社 時は終戦末期の日本。人心は荒廃し、物資は困窮していたが主人公「ぼく」の心にはわくわくするような出来事があった。それは、「ぼく」の家に下宿している軍のロケット戦闘機技術者兼テストパイロットの深町さんが教えてくれる最新機密事項「秋水」だった・・・ 「ぼく」の少年らしい夢や希望は深町さんのテストフライト中の無残な事故死により、あっけなく砕かれ、意気消沈するミツグに、この人もまた、軍の技術者である親戚のミツグ小父さんが雷鳴をエネルギーにする「殺人光線」そして、その技術を応用したなんとクローン技術の秘密を打ち明けた・・・・・ 「ぼく」の美貌の母に恋慕の情を抱く深町、美貌の母の出生の謎、などロマンスと伏線を適度にちりばめまずまずの滑り出しではないだろうか。 挿絵・表紙を書き下ろしている士郎正宗の絵もあいかわらずえらい凝りようで挿絵をみるだけでも楽しめる 古き善きジュベナイルSFを全く地でいくファンタジックワールド全開!な書き出しでさくさく続きが読みたい |