拾遺


[PREV] [NEXT]
...... 2008年05月12日 の日記 ......
■ そのとき母は   [ NO. 2008051201-1 ]

昨夜8時50分、母の日にかこつけて母に電話をかけた

 

カーネーション一輪、贈るわけでなく、ただ、声を聞いて近況を聞いて見たくなったのだ。

 

電話が繋がる

 


 

そして五秒で後悔する。

 

 

ツーマンセルで先行を援護するが如く、弾幕を途切れさせじとばかり連射される電話越しの母のマシンガントーク

 

そうしていつも一方的に聞き役に回る私。

 

 

GW中、限りなく天気のよかったこと、足を伸ばした公園の桜がすばらしく美しかったこと

 

アスリ−トの基礎訓練の如く、反復横跳びを繰り返す女のおしゃべり。

実の母でなければ五分で会話を切り上げていたことだろう。

 

「かーさん なんか 声 おかしくない?」

 

ひょっとしてもう就寝していたか。

老人夫婦の世は、もとい夜は早い

夜9時終身もとい就寝、朝四時起床。

森田健作や禅寺の坊主も真っ青のヘルシーさだ。

 

きくと、声がおかしいのは眠かったわけではなく

 

公園の桜に見とれて、散策路の真ん中の切り株に躓いて胸部を打撲、つい最近まで湿布薬と鎮痛剤の世話になっていたとのこと。

 

 

桜吹雪舞い散る中、転んでしまって見上げれば、「君大丈夫かい」と手を取って助け起される


 

 

昭和三十年代のロマンティック・コメディ少女漫画のヒロインですか あなたは

 

上記のツッコミを入れなかったのは昭和ヒトケタの母がこういう突っ込みを理解しないだろうと思ったからで

母は決してジョークを解さないわけではないのだ

 

と思っている。

 

そして気付けば

母の日はあと三時間を切りつつあったのであった


...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: