「A面B面 作詞・レコード・日本人」 阿久悠+和田誠
感想書き足し。 沢田健二の「勝手にしやがれ」は先ず歌詞ありきで曲がついたらしい。 歌のラストの「アア、アア、アアアアアアア」まで歌詞に書いてあったので作曲家の大野克夫がアの数を数えてメロディを割り振ったとか。(エライ) 「笛吹き童子の歌」みたいに先ず曲ありき、の作品だと思っていたので意外。 歌詞が七五調では中々ドライブ感がでないらしく、阿久悠さんの歌詞で吉田拓郎がドライブ感のある歌詞 でドライブ感のある曲をつけることができた、と言ってもらえて嬉しかったとか。 逆に演歌が七五調なのはあの独特のタメがある雰囲気に対応するためか? 「日本人は世界一間抜けな美術品コレクター」 新美康明著 光文社
私はいつも美術品を鑑賞するとき自腹を切るならどれが欲しいか、という目で見ています。 買わないのはたまたま手持ちの現金が無いだけで(えー) 紙媒体で日本語の本なら学術文献でも携帯小説でもないなら横書きは勘弁して欲しい。 「ラスト・イニング」 あさのあつこ著 角川書店 名作児童文学「バッテリー」の後日譚。 「バッテリー」の主人公天才ピッチャー・原田巧のライバル、天才スラッガー・門脇修吾の幼馴染、相手校の横手二中の卒業したショートの瑞垣視点で語られる。 凡人では叶わない世界がある、と、あのブドウはすっぱいんだよ、と諦めてしまいたかった「勝負」にかける瑞垣の心の点火プラグに火を灯すのは・・・・という意外といえば意外な人物が登場して思いもかけない火の着け方をする。 読ませる短編でした。 「モンスター・ペアレント ムチャをねじ込む親たち 理不尽な相手に負けない交渉術」 本間正人著 中経出版 接客業をやっていたころだいたいこなしていたことではあるが、親が学校にこういうねじ込み方をしてくると接客業ではない先生がたは大変だろう。が、生徒だろうと親だろうと相手にするのは人間であると言う基本に立ち返って冷静に考えると、解決策はちゃんとある、というはなし。 交渉を苦手とするところは、よく言われる「日本人のディベート嫌い」に根ざすものではなく「感情をむき出しにしたやりとり」が苦手なだけ という一文に、そうかも、と思った。 社交トーク&社交儀礼文しか書かずにきて成人した人がたまに書いたらしいキレイゴトの介在しない感情むき出しの文章をみるとよくわかる。 感情の発露も一つのコミュニケーション手段ではあるのでうまくコントロールして使いこなしていきたいものだ。 |