
とんぼが好きです 飛んでるのを見るのも好き なんてことないところにとまっているのも好き 目の前にいる人の頭の天辺や肩にとまっているのをみるのがすき おみずばたで尻尾を水につけてつんつんして卵を産んでいるところも好き とんぼがご飯を食べているのをみるはことにすきです。 ベランダに干した洗濯物にとんぼがとまるじゃないですか。 取り込もうとしたら件のとんぼ氏が口の辺りをあぐあぐさせているのですよ。 お食事中でしたか、それは失礼、と五分がしか洗濯物を取り込むのを遅くしたとて誰も困りません。 とんぼのお食事を初めから終りまでゆっくり見物しました。 よう食うんですよこれが。 食っているのはどうも小型のハエらしいのですが 顎関節を最大135度以上開けて自分の頭ほどあるハエを頭ごとまるっと口に入れてぐわしぐわしと噛み砕いているのですよ。 頭ほどの、ですよ。 丸ごと、ですよ。 人間で言えば人間の頭部大の骨付きのマンガ肉を丸ごと頬張って骨ごと咀嚼しているようなものでしょう。 そして件のマンガ肉もといハエをぐわしぐわし咀嚼して飲み込んでいきながら顎の最大開口角度を狭めつつ足一本残さず完食。 遺さず食べるんですよ、エライんですよ。 とんぼ氏は悠然とかみ返しをしのち、悠然と飛び立ってゆきました。 来年はあのとんぼ氏の子孫がまたベランダにとんできてくれるんでしょうか。 |