「異説幕末伝」 柴田錬三郎著 講談社 会津白虎隊、上野彰義隊、函館五稜郭、桜田門外の変、などなど比較的知名度の高い幕末エピソードを「等々呂木神仙」という磊落で人を食った老人からの聞き語り、という形式で語る柴錬一刀斎版・痛快幕末伝。えろすい場面あり^^ 間宮林蔵の北方探検の動機が「ロシアの金髪のオネーチャンの本物に一目あってできればアレしたい」だったというのに爆笑。 うんうん。 エロは行動の原動力だ。 文中 等々呂木老人が一刀斎先生に 「あんたは荒唐無稽を売物にしている小説書きじゃろうから、非難嗷ごうごうだろう」 とからかわれるというシーンにニヤリ この老人からして俎上に載せる人物全てが全て鬼籍に入ったものばかりなのだから誰も本当のことなど知って語るものなどいやしないなどと放言して憚らない人物なのだ。 事実と事実を元にしたフィクションを取り違える読者がいかに多いかというエピソードですね。 子供の頃は荒唐無稽さだけに目が言った柴錬ですが、メタフィクションの中から見えてくる深いテーマという構成は今読むと司馬遼太郎とはまた別の歴史へのアプローチといったものを感じる。 一刀斎大先生をして「イメージ違う〜〜〜」とか「こんなの〇〇じゃない〜〜」とか 言われつつ書きたいものを書いていた、と。 偉大な先人の業績を見習いつ、わたしもイメージ違う、と非難ごうごう吹きすさぶ二次創作を書いていこう。 |