読書感想 「くたばれハムレット」 ポ−ル・ラドニック著 松岡和子訳 白水社 「これいただくわ」「あそぶが勝ちよ」など小説は既読なんですが、戯曲も書いていたんですね、ラドニック。 小説にあったラドニックの都会っ子ギャグは戯曲でも如何なく発揮されている。 若手テレビ俳優のアンディは、ニューヨークのチャリティ野外公演でハムレットを演じないか、と持ちかけられる。 演技力に自信のないアンディの気持ちが揺れているところに、引っ越したしたての古屋敷に三文劇からシェイクスピア役者に転身し、大成功を収めた往年の名優、ジョン・バリモアの幽霊が悩めるハムレットの父王の如く、現れる… テレビを取るか、舞台を取るか シェイクスピアヲタクの彼女(処女)を取るか、彼女を諦めるか ジーンズを取るか、もっこりタイツ(爆)を取るか To be or not to be 揺れまくるアンディは… というお話。 戯曲中の洒脱な会話が楽しませてくれる 女友達が降霊術でどうしてもでて来てくれない自分の母親を呼び出す時 「ママ、もう夜の十時よ! … 夜の十時以降は割引料金なのよ!」 なんてセンスに笑う。 |