拾遺


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...... 2009年09月25日 の日記 ......
■ 映画   [ NO. 2009092501-1 ]

映画「カムイ外伝」観てきました。

 

事前の評判ではいい悪いすぱーっと割れたていたので、原作ファンとしては多少不安でもあったがテレビのメイキングで小雪がかなりスタント無しでアクションに挑んでいるのを観て若干評価を変え、観に行く。

 

ナレーションと原作カットで時代背景の説明をしたことにしてしまって、スガルの過去、カムイの過去に入り、カムイの抜け忍としての現在にいきつくスピード感は決して悪くない。

変移抜刀霞切りのシーンで主役の松山ケンイチがかなりまじめにアクションに取り組んでいるのが見て取れ、映画の中にすーっと入っていける。

 

シナリオに若干難あり。

スガルの過去を薄々察していながら妻にして子をもうけた半兵衛であるが領主の馬を殺害して右前脚を切り取り蹄から疑似餌をつくる大胆さがりながら、カムイに妻の身安全と自分の身の安全、カムイに惚れた娘のサヤカの幸せとカムイ自身を秤にかけさせてカムイにこの島に居ついてくれ情にすがって頼み込む小心さが釣り合っていない。

自分自身と妻子の幸せとなるとまた別、ということかな?

 

(原作の「助け合うには信じあわねばならない」「信じられるかではなく信じることが必要なんじゃ」

という、カムイが従来知り、厭い抜く「服従」という形以外での組織と人とのかかわりようがある、コミュニティに、信頼を置くことでまず生きていける、ということを教える細心ななかに磊落というのが半兵衛のよさのように思うので)

 

半兵衛が磔刑になりそうになって刑場破りをするカムイとスガルであるが刑場をかく乱させるためにばら撒いた銭はどこから出てきたんだろう?原作では金策(といっていいのか)のために迷わず両替屋に押し込みに入っている。

 

VFXがまたかなり不自然で痛い。

いきなり飛び出すCGのキジ、いきなり飛び出すCGのサメ。

カムイと半兵衛が漁に出たとき瀬戸内の曇り勝ちの天気がいきなり南国の晴天になる。いったいどこまで船をだしたてるんだ、とすかさず突っ込みを入れておいた。

 

ワイヤーアクションは痛い部分もあるものの、ほぼスタント無しでの松山ケンイチ、小雪の殺陣が利いていて、「忍者」という説得力、特に、松山のアクションは「抜け忍」としての説得力がある。走ったり刀を振り回したりしなくとも、ただ立っている、ただ座っているだけで「隙が無い」という雰囲気を醸し出している佇まいは原作どおりいい脱ぎっぷりで下帯姿(ヘルシーセクシーでよろしいのですよ、これが)になってくれることもあり、映画で見る限り申し分ない。

 

そして姿を現す謎のサメ退治集団・渡り衆の頭、不動。

この伊藤英明演じる不動がしびれるほどカッコイイ。

うんうん、悪役はかっこいい主役よりかっこよくなくては命を懸けて殺しあいをする必然が生じないもんねえ!

といいながらわくわくして映画はクライマックスに突入していく。

 

ラストの痛いVFXの海さえなきゃ60点あげられたのになあ、といいながらエンディングロールを楽しみにながめる。

子供時代のカムイを演じる子役がかなり高度なアクションをこなしていたので、キャストが知りたかった。

こんな凄い子役が日本にいたのか、と思った。

 

而してキャストは

カムイ子供時代:イ・ハソン

 

 

…日本にはいなかった…



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