
読書感想 「折り返し点 1997〜2008」 宮崎駿 岩波書店 1997〜2008までに雑誌に掲載された宮崎駿のインタビューや対談、鼎談を集めた本。 ただ、本人曰くそのときそのときの思いや気持ちをその場で語った集積程度のものなので一冊の本にして出すのは本意ではないとのこと。 そうでしょうとも。 クリエイターは作品で語ればいいのですから。 ぢつは私は「もののけ姫」以来のジブリ作品キライなんです。 説教がうるさいから。 でもね、そうはっきり言うと非国民扱いされかねないんであんまり表で言わないだけで。(って) とはいいつつもこの世界的クリエイターの豊かな知識やぶっといものが通った見解は時にロマンティックで時に絶望に希望に満ち、とても六十過ぎとは思えないパワフルさに圧倒される。 とはいえ、2008年の欄のポニョの企画書あたりの 「数千の子供たちより目の前にいる二、三人の子供たちに喜んでもらいたい」 といって自らの説教パワーゲージを下げにはいっているのがなんとも意外だった。 世界のミヤザキ監督も孫が出来て少しは丸くなったのかと思ったが、丸くなったわけではなくマゴに嫌われたくないだけか^^ と思うとまたほほえましいものだった。 |