以前、アメリカ文学評論を読んでいたときのこと。 「現在のアメリカ文学には“アメリカン・ゴシック”とも言うべきアメリカ人の精神的源流がある。 現在のアメリカンゴシックに代表される作家はトルーマン・カポーティであるが、そのまた源流は テネシー・ウィリアムズだろう」 という卓見を昭和40年代に既に語っていた文学者が日本にいたことに驚嘆した。 その文学者とは三島由紀夫と澁澤龍彦。 と、いうことを兄に話したところ 兄曰く 「インテリのヲタクってやだねぇ」 と笑った。 同意見だったので更に笑えた。 「響鬼探求」 加門七海・東雅夫著 国書刊行会 「仮面ライダー響鬼(ひびき)」の高寺プロデューサーの手になる「29話まで」に愛を捧げた 一見、学術書風のコアなファンムック本。 本来のファンはもとより、一顧だにしなかった国文学者、宗教者にDVDを鑑賞させてハマらせて寄稿させて ついには布教完遂。 インテリをオタクにしてしまうにいたるあたりは空恐ろしいまでの愛を感じる。 本書に寄稿されていた五代ゆう氏の二次創作「浅茅生の鬼」にニヤリ 泉鏡花ベースに、版権に触れる箇所は一切文中表現せず、響鬼ワールドを小説で書いている。 本作を書くに当っての着眼点もいいが、オチの最後の一行が秀逸。 みんな、いまでも響鬼さんを追いかけている。 もっかい、響鬼、観たくなった^^ |