拾遺


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...... 2008年07月17日 の日記 ......
■ 読書   [ NO. 2008071701-1 ]

「名文」 中村明 ちくま学芸文庫

 

主に現代小説での日本語の“名文”を解析しその本質をときあらわし、実例で解説した本。

 

読んだから書けるってもんでもないけど、名文(笑)

 

私にとって名文とは

「読んでグルーヴであり、説得力があり、面白い文章」

 

なのですが。

 

それはそれとして古今の名作の小説のさわりが名文として解説、紹介されており読んだ気にもなれて

お得感ありな本でした^^

 

名文というものは作品から切り取られてそのセンテンスだけ取り出しても名文たり得るのですねえ。

感心。

 

 

例を引くだけで、国木田独歩、夏目漱石、正宗白鳥、久保田万太郎、永井荷風etc・・・・

 

とお歴々が並ぶ中

 

わざわざ武者小路実篤の「友情」から引いてくるこの一文の

 

“名文認定”に思わずこの著者のフトコロの深さをみたような

 

 

〜自然はどうしてこう美しいのだろう。空、海、日光、水、砂、松、美しすぎる。そ

してかもめの飛び方のいかにも楽しそうなことよ。そして人間はどうしてこんなに深

いよろこびが与えられているのだろう。まぶしいような。彼はそう思った。自分のわき

に杉子がいる〜

 

 

たしかにこのてらいの無い文章は誰にでも書けるもんじゃない。

まぶしいような で句点は普通つけないですねえ。

 

 

これを読んで、クルーンの145キロのフォーク、ダルビッシュのカーブ、ツーシームに、多田野の47キロの超遅球が混ざって打てない打者になったような気分になりました。

...... 返信 ......
■Re:読書   [ NO. 2008071701-2 ]
みょうくさん、こんばんは。

もう長い間、読書らしい読書をしていない私は、当然のことながら、名文に接する機会も少なくなりがちです。

みょうくさんは小説をお書きになるので、名文に対する憧れはひとかたならぬものでしょう。
そんなみょうくさんの文章を拝読することが、今の私にとっては読書と言えるかもしれません。

私が最も多く書くのは、身内や仕事で関わる人々へのメールで、何も名文である必要はなく、こちらの意図や要件が正確に伝わればいいのです。
それでも、相手への思いやりや敬意が暗に伝わるように、言葉使いに気を配ったりはいたします。

日常の会話などでもこれは必要でしょう。
私は昔からこうしたことが苦手で、悪気はないのに何気なく口にした言葉が友達を不愉快にさせたということが時々ありました。

文章のレベルが低い私にとっては、読んでいただく相手が意図を正しく汲み取り、できれば楽しんでくださるような文章を書けることが理想です。

それから良い詩を書くこと。
最近は詩作もあまりしていません。(書きかけてためこんでいるのはいくつかあるのですが・・・。)
中原中也の詩の一節がグサッときます。

  ああおまへはなにをして来たのかと・・・・・・
  吹き来る風が私に云ふ


ところで、そちらの気候はいかがでしょうか。
昨年のように暑くなければよいのですが。

クリスタル 2008/07/17 23:46:20 
■文章いろいろですねえ   [ NO. 2008071701-3 ]
思いやりが素直に伝わればよし
儀礼上のきまりごとを守っていればよし

TPOでさまざまですが

ビジネスレターをそつなく書く方というのはえてして真情のこもった説得力のある文章を苦手とする傾向があるように思われます。

一例ですが
「また今度」というセンテンスがつく会話もしくは手紙で、本当に「今度」があったためしは中々ないものです。

「今度とオバケ 会話だけのもの」

といわれる所以では^^


少なからぬ年数を生きていると文章を読んだだけで大体その方のその文章にこめる思いいれ度が計られてしまいます。

上滑りな文章は書いた方の人となりが知れるというものでは?

こちらも、風くくりで堀辰雄の名文で
締めましょう^^


   風立ちぬ。いざ、生きめやも


何とかやっていきましょう 御互い^^


みょうく 2008/07/19 02:08:20 
■またやっちゃいました   [ NO. 2008071701-4 ]
みょうくさん、こんばんは。
お粗末なコメントを書いて恥ずかしいです。

でも、コメントを書くからには目的があるということをわかっていただきたいのです。
それは、少しでもみょうくさんとコンタクトをとりたいということです。

でも、やっぱりわけのわからないコメントにレスするのはあまり気持ちの良いものではないですよね。
それに、どんな文章を書くにしても、みょうくさんにとっては真剣勝負なのでしょうし。
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。

そちらの気候が気になっているのは本当です。
どうかお身体お大切に。

クリスタル 2008/07/19 04:00:07 

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