「柴田錬三郎選集1 眠狂四郎無頼控・上」 集英社 べつに一巻から熱を入れて読んでるわけでなく。 図書館で文庫版を借りると冊数を食って他の本を借りられなくなるんで。 女から惚れられ、男から慕われ、子供から好かれ、そして意外にもノン気で、ニヒル(死語)な美剣士、眠狂四郎。 母をころび伴天連にレイプされて生まれた業の運命に生まれ、父であるオランダ人の転び伴天連を父と承知で斬り殺し母の仇、己の仇を討つ(が、当たり前だがこのやりかたでは業は深くなるばかりであろう)というくらい過去に過去幾人の腐女子が転ばされてきたんだろう。 作品全体に低音のように流れる江戸情緒の描写はチャンバラ小説としてでなくても読み応え十分。 下巻が楽しみです。 美味しい役どころはスリで子分の金八でも 作者のカリカチュアとしてでてくる立川師でもなく 恋人の美保代でもなく いとこの静香でもなく 十代前半、明朗闊達、さみしんぼうの甘え上手でメチャかわいいという設定の今上帝の姫君明子(さやこ)姫かと。 ところで 眠狂四郎、自己紹介をする時 女には“私”、男には“拙者”、 子供には“小父さん”(爆) 蛇足ですが 狂四郎、と変換しようとしたら、今日知ろう、と変換されました。 もしかしたらキャラを立てる際、ネーミングにそういう意図があったんでしょうか?深いですね。 |