「サッカー 誰かに話したいちょっといい話」 いとうやまね著 東方出版 プレイヤーでもいわゆるスタープレイヤーではなく二次リーグの選手、サポーターなどの話を集めたスポーツエッセイ。 アイルランドには本格的サッカーリーグはない、みたけりゃ船でリバプールに行く、なんていうのは少し意外。 トルコに住む元サッカー少年のオヤジが路地でも広場でもボールを蹴って遊んだ、ときに大人たちの茶会の席にボールが突っ込み(トルコには男女問わずじゅうたんにじか座りして車座になりティータイムをもつという習慣がある)、こっぴどく叱られたがどの大人も「サッカーを止めろ」という大人は一人としていなかったよ、という昔話がいい。 日本ならサッカー禁止令を出すか、少年チームに入らせて厄介払いをすることろだろう。 街角でサッカーをボールを蹴った子どもたちは小手先の技術を身につけない。時に大人とプレイすることで身長差からくるハンデやラフプレイに対する心得を知り、心身ともにタフになっていく。 こういうことは少年チームでは身に付かないことなのだそうだ。 世界と日本のサッカーの差を見たような本でもありました。 |