
「私はコンシェルジュ けっしてNOとは言えない職業」 阿部 佳著 講談社 三十年以上前にコンシェルジュを志し、大学を出て十年後、ついに念願のヨコハマ・インターコンチネンタルホテルのコンシェルジュとなった著者のエッセイ。 女性です。 女性のコンシェルジュは珍しい。 もっとも著者によれば最もコンシェルジュに近い資質はきれい好き、家事好き、急がしい好きな主婦なんだそうで。 私無理かも。 やっぱりなににつけてもプロがいるのはいいもんです。 ホテルの宿泊客からの珍問難問をときに何とかときにさらりとこなしていく体験談は面白い。 何かを手に入れたい、という客の要望はまあかなり無理っぽいことも訊ねられるのは解らないでもないが、宿泊客がアメリカのインテリア業者でドアを造って売っている、日本でこのドアを売れないだろうか、などという問い合わせにはなかなかびっくり。 ここがコンシェルジュの腕の見せ所、とばかり阿部さん、日本のインテリアコーディネーターと建築業者に繋ぎをつけて、見事面目をほどこしたとか。 ここまでするのがコンシェルジュ、なんだそうです。 やはりプロは凄い。 |