拾遺


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...... 2011年02月02日 の日記 ......
■ 読書感想   [ NO. 2011020202-1 ]

 

 

 

「鈍い球音」 天藤真著 創元推理文庫

 

 

 

 

 

プロ野球パ・リーグで万年最下位の東京ヒーローズ。

そのヒーローズがシーズン中まさかの快進撃でとうとうリーグ優勝を果たす。

そして迎えた日本シリーズ。

ヒーローズは例年常勝の名門・大阪ダイヤを本拠地東京で迎え撃つ。

その当日、まさかのまさかが起こる。

試合当日、ヒーローズの監督・林が東京タワーの展望台のてっぺんからトレードマークのひげだけ残して姿を消してしまう。

林は実は昨年まで大阪ダイヤの二軍監督としてダイヤを支えていた屋台骨の一本。

臆病風に吹かれて姿を隠したのか?

それとも大阪ダイヤ側のいやがらせか?

動揺も収まらぬままヒーローズはヘッドコーチの指揮で日本シリーズに突入、まさかの三連敗を喫してしまう。

第四戦、敵の本拠地大阪に向かった日、今度はそのヘッドコーチが着衣だけ残して姿を消してしまう…

代理の代理で指揮を執ることになったピッチングコーチ・立花。

立花は報道関係者の大学の先輩に内々の捜索を頼みつつ、初監督で日本シリーズの指揮を執ることになってしまった。

後が無い第四戦。

 

試合の行方は?

日本シリーズの行方は?

そして監督とヘッドコーチの行方は?

失踪の理由は?

 

と、謎満載で疾走する野球ミステリ

 

 

かなり強引に挿入されるっぽいピッチングコーチと監督の娘とのアダルティーなシーンに首をひねらざるを得なかった部分以外は、文句なしの傑作でした。

 

 

 

 

これ、ヒーローズ=日ハム、大阪ダイヤ=阪神タイガース

 

で実写化しないだろうか^^

 

先発が五回あたりで降板、中継ぎでつなぐ野球、なんて描写でもう今の日ハムみたいで読んでてにやにやしっぱなしでた。

 

 

 

頼りないようで実は頼りないヘッドコーチに真田広之

頼りないようで頼りになるピッチングコーチに向井理

 

もちろん

チームリーダーのキャプテン=稲葉篤紀

エース那智=ダルビッシュ有

まさかの○○○○○○○を○○する打者には飯山 裕志

 

が特別出演ということで

 

 

日ハムVS阪神、微妙に地味なカードだからダメかなあ?


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